男子校・女子校の魅力を「親の安心感が大きい」だけで片付けていませんか?伝統があって安心、多感な時期に異性との関わりが少なくて安心…これらだけで評価していてはもったいない!
近年は、教育効果の大きさを理由に、あえて選ぶ家庭も増えてきています。男子校や女子校が選ばれるイマドキの理由を探ってみましょう。
男女別学にするだけで学習効果が高くなる?!
「男性脳」「女性脳」といわれるように、思考や判断には性別の特性が現れます。そのため男子校・女子校では、それぞれの特性に合わせた授業方法や導き方を実践できるのが大きなメリット。共学に比べて教える側・教わる側両者の負担も軽減され、かつ得られる効果は高くなります。
どんなタイプでも馴染みやすい!男子校の意外なメリット
メリット1. クラス内の交友関係が多様
男子校には、スクールカーストが存在しにくいといいます。
そもそも集団内での立ち位置は、周りに及ぼす力関係と大きく関わっています。特に思春期の子供たちにとっては、「異性にどれだけ影響力があるか」がカーストを成り立たせている場合も少なくありません。
男子校では、評価基準である女子がいないため、共学に比べるとカーストができにくいのです。運動が大好きで少々やんちゃな男子も、読書が好きな静かな男子も、
皆が平等に過ごせる環境ともいえるでしょう。
メリット2. 女子の目を気にせず体当たりの青春時代を過ごせる
男子は本来、頭で考えて行動するよりも、様々なことにトライして実践から学ぶ性質を持っています。失敗を繰り返しながら大きく成長するのが男子の特徴。共学だと、女子の目があるためハメを外しきることはできない傾向にあります。
その点、男子校なら異性の評価を気にせずにのびのびと過ごせます。先生方も男子の成長の仕方を理解しているので、少々のことには寛容です。
メリット3. 見た目の「かっこよさ」だけではない個性が伸ばせる
男性は何かに没頭するのが得意です。しかし思春期ゆえ、内発的な「好き」が異性の目を気にして曲がってしまう場合もあります。男子校は異性の目がなく、教師も男子の性質を理解して教育を行っているため、勉強以外の面でも驚くほど個性が伸ばせる可能性があります。
男子校のデメリットは?
長所があれば短所もあるもの。男子校ではのびのびと過ごせる反面、逆に幼いまま成長する可能性もあります。女子の目は良くも悪くも男子にとっては大きな影響を与えます。共学校の同学年に比べて、少々子どもっぽく感じるかもしれません。
また、指導面でも、女性である母親の感覚からすると「少しフォローが足りないな」と思うこともあるかもしれません。男子校なりの指導方法に慣れることが必要です。
1
2