子供の気持ち優先主義で子供たちを育てる
この子達を泣かせたくないという一心で、希望校に合格させたい!と必死で頑張っておりますが、その手段こそが大切なのだと考えております。それは「子供の気持ち優先主義!」という考え方です。
子供の気持ちを第一に考えて指導します。それは甘やかすという意味ではありません。叱るのではなく、自分で悟るように指導します。幼い子供を大人にするというような感じです。受験は一人で乗り越えなければならない壁です。他人と比べるのではなく、自分が精一杯実力を出せるように、強い心を育てなければならないと考えています。
「自分に負けない!」は私たちの合い言葉になりました。
他人は関係ない。自分で考えて、自分で行動する力を育てなければなりません。それには沢山の愛情が必要なのです。沢山愛されて、誉められて、自信がつきます。難しい問題を沢山して、沢山の難問を乗り越えて、自信に満ちた子供達が誕生します。甘やかされて、軟弱に育った子供は自滅してしまいます。試験で上がってしまったり、一つ出来なくて、もう真っ白になってしまったり。
それではせっかく付けた実力が出せません。
1年間手塩にかけて育てた子供達は私の自慢の生徒達です
今年も最終日は「頑張っておいで!」「うん、先生のお手紙も、お守りも持ったよ。大丈夫!」と言う元気な子供達と何度も何度も抱き合って、泣きながら送り出しました。その瞬間 私は、「精一杯やれた。もうこれ以上何も出来ない程やれた。今私がここで死んでもこの子達は必ず取ってくる!」そう強く確信しました。
この私の自慢の生徒達は輝いて、自信に満ちて、堂々としている。そんな生徒達を見て、お母さん達が泣いていました。みんな試験を前に不安もありますが、達成感でいっぱいだったのです。
1年前、毎回泣いてばかりいた幼い生徒が、凛として逞しくなる姿を見るのは教師冥利につきます。最後は寝ることも出来ず、休みも取れない辛い日々でしたが、精一杯成し遂げた達成感でいっぱいでした。やっただけの結果は必ず出ます。やり方を間違えば、子供は傷つき、伸びません。それどころかトラウマを抱え、将来も勉強の嫌いな子供にしてしまうでしょう。
まだ子供達の人生は始まったばかり、大切に大切に育てていかなければなりません。結果中心ではなく、経緯が大切なのだと信じてやみません。
そんな手塩にかける教室だから、私の教室は特別なのです。