女の子は同学年の男の子に比べて、精神年齢が高く、おしゃべりも上手で、できることも多い傾向にあります。男の子の親御さんからは「さすが女の子はしっかりしていて、おませさんね」と言われることも少なくありません。
しかし女の子同士で比較したときには、それほどアドバンテージが感じられません。大半が同じように成長しているため、たとえしっかりしていても目立ちにくくなります。
同性の中でも一歩先を歩み、小学校受験を優位に運ぶためには、どのような能力を伸ばしてあげると良いのでしょうか。
小学校受験は「行動観察」が関門!
小学校受験の特徴は「行動観察」があるところ。学力試験や面接だけでは計れない、日常生活の態度や集団内での行動を観察し、子供の自律性や社会性、コミュニケーション能力、規範性などをチェックします。
小学校受験を有利に運ぶには、「行動観察で適切な行動が取れるかどうか」も重要です。
女の子の長所「共感力」が行動観察に有利に働く!
女性は男性に比べて、もともと共感力に長けています。それは太古より、女性たちは集団で育児をし、生活の基盤を築いてきたからです。円滑な集団生活をおくるために、女性は「共感力」を重要視したといわれています。
たとえ小さな子供でも、女の子は共感的です。言葉の獲得は総じて早く、幼児期にはおままごとを好み、人とのやりとりが得意です。
行動観察では、周りの子供たちとの関わりの中で思いやりや配慮ができていると高評価です。共感力の高い女の子にとっては、工夫次第で良い評価につながりやすい分野ともいえます。
相手の心情理解がひいては合格の鍵に?!
行動観察では、自律性や社会性、コミュニケーション能力、規範性などがチェック項目となります。日常生活の中ではどのような工夫ができるでしょうか。
・料理を作るお手伝い
・洗濯物の取り込みのお手伝い
・掃除のお手伝い
・食前・食後のお手伝い
家庭でのお手伝いは、行動観察に必要な能力を養うのにぴったりの学びの場。手先の器用さや有言実行力だけでなく、他者の心情を理解する力や自律心までもが総合的に養えます。行動観察対策は、その場限りの対応力ではなく、普段の行動力が合格への近道となります。
行動観察について、より詳細な情報・傾向と対策をお伝えします!
(かがやく子どもたち編集部)