前回の記事では、男の子にお手伝いをさせることによって大きなメリットがあることを紹介いたしました。
>>前回の記事:男の子こそお手伝いが大事?!将来の自立や社会性のために
今回はそれ以外のメリットも紹介いたします。
【理由3】日常生活の練習で「自学自習」の基礎が培える
机に向かって問題を解くだけが勉強ではありません。むしろ幼児期には、日常の行動の中での思考錯誤そのものが、学力の元となる場合も少なくありません。
本来、子どもたちは好奇心旺盛で大人の真似をするのが大好き。親の見よう見真似で家事に挑戦し、失敗したり、成功したりを繰り返すうち、次第にどうすればうまくいくのか…を考えるようになります。まさにこれは「自分で学ぶ力」の基礎!日常から学ぶ機会の多い幼少期こそ大切にしてほしい習慣です。
【理由4】小学校受験の対策になる!?
多くの小学校が面接で必ず「お手伝いをしていますか?」「そのお手伝いは何ですか?」と聞かれます。
お手伝いをしているかどうかを確認することで、与えられた指示や仕事をしっかり聞いて行動できる子供かどうか、我儘ではない子供かどうか、人のために尽くす子供かどうかを判断しているのだと思います。
早稲田実業初等科の面接では、さらにその質問の後に「そのお手伝いで工夫していることは何ですか?」と子供のお手伝いの状況を深掘りする質問をします。
その他、早稲田では面接だけでなく『巧緻性』の試験問題にもよくお手伝いに関する課題が出されます。
早稲田は、ただお手伝いをするだけではなく、普段から考えながらお手伝いをしている子供を求めているのだと思います。
お手伝いは甘えん坊な男の子を自立に導く!
同年齢の女の子と比べると、どうしても幼く感じてしまう男の子。だからといって無理に厳しく躾けるのは、親にも子にも良い方法とはいえません。日常生活の中で自然に「自立心」や「年齢相応の社会性」「自ら学ぶ力の基礎」などを身につけられるのが、お手伝いの大きなメリットです。お手伝いは、親のためにやらせるのではなく、子のために積極的に誘導するのがポイント。
「お手伝い」には小学校受験にもつながる能力を伸ばして、一歩先行く男の子に成長させる可能性を秘めているのです。
お手伝いだけでなく、その他日常生活で小学校受験に役立つ習慣をお伝えします!
(かがやく子どもたち編集部)