一般的に私立小学校は年長の子どもに向けて学校体験会を開催します。
その小学校にお子さんを入学させようと検討される親御さんは出来る限りスケジュールを調整して、学校体験会に参加されることをおすすめいたします。
なぜなら学校体験会に参加すると驚くほどたくさんのメリットを受けられるからです。
今回は学校体験会に参加することによって得られる大きなメリットについて解説いたします。
2019年の桐朋学園小学校の学校体験会は?
今年の桐朋学園小学校の学校体験会は2019年5月11日(土)に午前と午後の2回に分けて実施されます。
(1) 2019年5月11日(土) 9:00~
(2) 2019年5月11日(土) 13:00~
桐朋学園小学校の北館2階の講堂で全体說明があり、その後各教室にて体験授業、授業說明、施設開放が実施されます。
桐朋学園小学校の学校体験会は予約制ですのでご希望の方は以下のフォームから予約してください。
桐朋学園小学校の学校体験会で受けられるメリットとは?
冒頭にも紹介しましたが、桐朋学園小学校の学校体験に参加するとたくさんのメリットがあるため、スケジュールの調整が付くのであれば参加したほうがよいです。
特に大きなメリットとしては、以下の4つがあります。
・ホームページや資料ではわからない学校の雰囲気がわかる
・子どもの受験に対するモチベーションがあがる
・本試験の予行練習になる
・集団行動における我が子の地の部分と先生のチェックポイントがわかる
ホームページや資料ではわからない学校の雰囲気がわかる
学校体験会に参加されるということはその学校のホームページや学校紹介の資料などを読んだり、また親戚や知り合いの方からその学校のことを聞いたりして、少なからず情報を持っていらっしゃるのではないでしょうか。
中にはホームページや資料の隅々まで読みこなして「この学校の殆どのことはわかっている」と自信をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、実際に学校体験会に参加してその説明会や従業風景を目にすると今まで把握している以上の情報が得られるはずです。
校長先生はどのような声で、仕草で、どんなことを說明をされるのか。周りの先生方の表情はリラックスしているのか。校舎はどのくらいきれいに掃除されているのか。
生徒たちとすれ違った時に、生徒たちは挨拶をしてくれるか。
その場に行かないとわからない五感で受け取る情報は、子どもの大事な人生を預ける学校選択において大きな判断材料となるはずです。
子どもの受験に対するモチベーションがあがる
学校体験会では、先生方がその学校の魅力を十分に伝えるために、たくさんのイベントを準備されています。また、いくつかの課題の中で、同年代の子どもたちと触れ合うことができます。
この学校体験会での経験は、子どもたちに「この学校に入学するとこんな先生たちとお友達と勉強したり遊んだりできるのかぁ」と具体的な入学後のイメージを持たせることになります。
よくオリンピックのメダリストが、
「表彰台の一番上に立っている姿をイメージしてきた」
「最高の演技をした後、拍手に包まれているところをイメージしてきた」
「優勝してコーチにメダルを掛けている姿をイメージしてきた」
とコメントしているのを聞いたことがあると思います。
メンタルトレーニングの分野では、イメージすることは目標を達成するために非常に重要な要素と位置づけられています。
そのため、学校体験で鮮明になった入学後のイメージは、子どもたちの受験に対するモチベーションを高め、第一志望合格という目標達成に寄与するでしょう。
本試験の予行練習になる
桐朋学園小学校の学校体験会では入学試験さながらの想像力を必要とする制作課題や、先生の指示を守って集団行動ができるかといった課題も出されるため、子どもにとって本試験の予行練習になります。
入試と同じ場所で同じような課題に取り組んだという経験は、入試本番の時の緊張感を和らげ、入試のために準備してきた子どもの本当の実力を発揮させるのに役に立つはずです。
集団行動における我が子の地の部分と先生のチェックポイントがわかる
学校体験会に参加したら、是非たくさんの子どもたちの中でご自身の子どもの様子をしっかり観察してみてください。また、子どもたちの様子をチェックしている先生方にも注目してみてください。
ご自身の子どもが「どのような地」をだすのか?他の子どもたちを観察することで、ご自身の子どもの受験に対する準備がどのくらい出来ているのか?また桐朋学園小学校の先生方は、どのような子どもを欲しがっているのかがわかるはずです。
昨年の桐朋学園小学校の学校体験会では何があった?
2016年の桐朋学園小学校の学校体験会のことについて簡単に紹介し、注意していただきたいことを說明していきます。
早めに講堂に集まること
学校体験会では桐朋学園小学校の北館2階の『講堂』で全体説明がありました。
体験会自体は完全に予約制なのですが、全体說明がある講堂には早く行った方から中に通されました。行列の先頭からの案内だったので、講堂に入れない方は立ち見になっていました。中には說明を聞くのを諦めてその他の空いているブースにまわった人も多かったです。
全体說明は重要ですので早めに行くことをおすすめします。
図工室、1年生ワークルーム、体育館では入試さながらの課題が出されます
図工室では子どもたちが『葉っぱの形をした紙に色々な素材の模様をトレースし、教室の真ん中にある木に貼り付ける』という課題に取り組んでいました。多くの子どもたちが楽しそうに課題を取り組んでいて教室はぎゅうぎゅう詰めの状態でした。
その中でもゴミの後始末や、使ったものはあったところに返す、色鉛筆などは譲り合うといった基本的な躾ができている子どもは目立っており、先生方もしっかり観察されていました。
1年生ワークルームでは20席くらいのイスが用意されていて、その下に楽器がおいてありました。楽器は合計5種類くらいでした。
子どもたちは、教室に入った順番でイスに座りますが、入る前に先生から『先生からの合図があるまで楽器は鳴らさないでください。また先生が話している間は楽器にさわらないでください。』と指示がありました。
しかし何人かの子どもたちはわんぱく盛りなので合図の前に楽器を手に取り音を鳴らしていました。先生が話している間に楽器が鳴るのは非常に目立ちます。
今年の入試で全く同じ課題が出される可能性は低いですが、基本は『先生の指示を聞いて、理解して、行動する』ことです。ご家庭でもしっかり指導しておいてください。
体育館では『忍者ごっこ』として5つくらいの『忍者修行』ができる設備が用意されていました。
平均台を渡る修行、マットの上で前転する修行、床の上にあるロープの上を歩く修行など、子どもたちの運動能力を見るような課題が用意されていました。
運動の得意な子どもはわいわい大きな声を出して楽しんで修行をしていましたが、中には友達に順番を回さなかったり、何度も何度も好きな修行ばかりやったりする子どももいて、そのような子どもには先生が注意されていました。
先生方は『桐朋の良さを知ってもらいたい、楽しんでもらいたい』と思っている
指編みが行われていた教室は、決められた人数の子どもたちが教室にはいり、先生の指示通りに指編みの課題を取り組んだ後に退出していくという形式だったので、教室内が混雑するということはありませんでした。
学校体験会の終わりの方では、指編みの教室は空くことが多く、先生方はじっくりと子どもたちに指編みのやり方をしっかりと丁寧に教えてくださっていました。
学校体験は入試と同じような課題は出ますが、先生方は基本的に『桐朋の良さを知ってもらいたい、楽しんでいってもらいたい』というスタンスです。そのような先生方の雰囲気を一番感じられるのが指編みのクラスでした。
桐朋学園小学校の学校体験会への申込みフォーム
以上、桐朋学園の入学試験の予行練習にもなる学校体験会。
試験さながらの制作や指示を伴う集団行動の課題など緊張する部分もあるとは思いますが、今後ご自身のお子さんを預けることになる学校や先生の雰囲気を感じるいいチャンスです。
スケジュールを調整して、是非ご参加なさってください。
(かがやく子どもたち編集部)
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