ひとみ幼児教室を推薦します
私は、昨秋、小学受験を終えた息子の父親です。息子は、ひとみ幼児教室にお世話になり、本当に幸運でした。
初めてひとみ先生にお会いした時、先生は「受験に失敗した親の辛い気持ちがよくわかる」と仰いました。それは、それまでにお会いした幾多の先生方(自らの成功体験のみを強調する方々)とは余りにも対照的で、正直、驚きました。私は、逆説的ですが、「先生が辛い気持ちをよくご存知なら、私がその気持ちを知ることはないだろう」と思いました。事実、先生のご指導はいつも熱血そのもので、私にも小学受験に対する一つの思い(後述)がありましたので、先生のご指導の一つ一つを胸に刻みました。熱血ゆえに、時に直球の指導もありましたが、それはむしろ先生がその子の可能性を見込んだ証であり、事実、先生が息子を見守る温かな眼差しは終始変わることがありませんでした。受験前に先生からいただいたお手紙とお守りは、今も息子の大切な宝物です。息子はひとみ先生が大好きです。
授業の特徴を申し上げますと、ペーパー・ノンペーパーともに非常に質が高く、毎回の授業をしっかりこなしていれば、どんな学校の試験にも対応可能であると感じています(これは実際に6校受験した実感です)。息子は、レギュラー(総合、基本)のほか、個別(絵画・体操、桐朋特訓、成蹊運動など)も受けていましたが、授業を選択して先々の学習計画を立てる際には、何よりも“敵を知り(過去問を研究し)”、“己を知る(子供の強みと弱みを分析する)”という作業を大切にしました。この点、どの授業も事前にその内容や教材に関する詳しい解説がありましたので、必要なコマだけを受講し、弱点を補強することができました。また、レギュラー授業は他の教室のように学校別に細分化されておらず、かつ汎用性が高いため、費用面でも非常に助かりました。
また、この教室の大きな特徴として、“授業では子供同士が良い意味で競い合う雰囲気を大切にする”という方針があります。合格は、まさに“10~15人に1人”という狭き門ですので、息子の場合、毎回の競い合いの中で培った「合格する!」という気持ちを本番でも十分に発揮できたことが、複数校合格の原動力だったと思います。本番の試験では、残念なことに“まさか!”という事態が多々ありますが、毎回本番モードで授業に臨むのは本当に疲れます。しかし、この本番モードを貫き通すことが最も大切なことです。この教室には、“授業の公開”という強みもあります。私は毎回、幼児教育のノウハウを学ぶつもりで授業に参加していました。先生も親の指導に熱心に取り組んでくださいました。
先生の熱意、子供の「合格する!」心、親の願いと作戦が“三つ巴”となって繰り広げられる毎回の授業こそが、ひとみ幼児教室の本当の強みであると痛感させられた一年でした。
ところで、皆さんはなぜ受験をお考えですか。私も、幼い息子に「1個飛ばしで2個ずつ進む」とか、「3番目に軽い物に青の三角」とか、来る日も来る日も言い続けて、正直、「可哀相かな」と思いました。また、複数校に合格したものの、「中学受験と比べると、なんと選択肢が少ないことか!」と痛感しました。ですから、小学受験では、この“なぜ”が一番大事だとつくづく思います。親がこの“なぜ”を見失うと、徒に子供を叱ったり、ベストでない結果に自制心を失ったり…と、良いことは一つもありません。誠に失礼な言い方ですが、小学校も“学校経営”というビジネスで試験をしているわけですから、受験する側も割り切ってかからないといけません。しかも、小学受験は、“親の試験を子供に受けさせる(代理受験)”のような、少し複雑なものです。偏差値もわからなければ、どんな幼児教室がどこにあるのかも知識として持っていないという状態です。ですから、小学受験は、ある種の“博打”のようなものかもしれません。だからこそ、この“なぜ”が大切だと思うのです。
私の場合、親が子供に残せる最大の財産は“教育”だと考えており、できればこの機会を幼い息子と一緒に切り開きたいと思っていました。一緒にやりながら、“頑張る”ことの醍醐味、そして“頑張れば必ず報われる”という達成感を息子の幼い心に刻んでやりたかったのです。このため、一つでも合格できれば、その思いは伝えられると思っていました。なぜなら、子供にとって“合格”は、全て同じ金色に輝く素晴らしいものだからです。幸運にも、息子には“頑張る”ことの意味を伝えることができましたが、正直、心のどこかで小学受験は“博打”とも思っていたので、変な話ですが、教室で“Very
Good”が続いている時には「これで全滅なら息子を何と慰めようか?」とか、不調が続いている時には「むしろできない方が諦めがついて良いかも!」と思ったりしていました。
幸い、息子は一年を通じて常に笑顔で過ごしていました。それは、私が教室に全幅の信頼を置いていたため、小学受験を冷静に捉え、無理にアクセルを踏むことなく過ごすことができたからだと思います。合格の秘訣は、何よりも子供の「合格する!」という心と笑顔です。ひとみ幼児教室にはその全てがあります。この教室で、一人でも多くのご父兄とお子さんが将来の夢を叶えることを心より祈念しています。