受験を終えて一番感じていることは、ひとみ幼児教室を選び、受検をしてよかったと思っていることです。
受験をしていなければ自分の子育てを見直し、こんなに息子と正面から向き合うことはなかったと思います。
ひとみ幼児教室は親子ひとり一人をよく見て、その子供、その親にあった指導をしてくださる教室です。ひとみ先生は私にも息子にも主人にもいつも全力で接してくださいました。
またひとみ幼児教室は父兄同士の仲がよく、お互いがライバルではなく戦友であるというのも他のお教室との大きな違いです。それはみんなが同じ志を持ちひとみ先生を慕って集まっている仲間だからだと思います。
息子がこれだけの合格をいただけたのはひとみ先生を始めとした諸先生方、戦友であるママ達のおかげです。本当に伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。
我が家は年少の夏からお世話になっておりました。
年少から年中にかけては本の読み聞かせに力をいれていました。
ひとみ先生が仰っていた、語彙力、集中力をつけるために連日一時間の読み聞かせをしていました。息子はたくさんの言葉をどんどん吸収していきました。
年中になってからはペーパーが難しくなり、復習を徹底していました。お教室の授業のペーパーを元に自宅で主人が復習ペーパーを作りやらせていました。しかしこの頃、私の仕事も忙しく、3歳下の娘もいて毎日思うように勉強の時間が取れず、少しでも多くのペーパーをやらせたいためについ口出しをしてしまい、答えを誘導してしまっていたように思います。もともと我儘な性格の上にそのような状況が加わり、息子には分からない問題にあたった時に諦めないで最後まで考えぬく力が足りなくなってしまいました。これは年長になっても続き、本当に悩みひとみ先生に何度も相談しました。
それでも、年長になり確実に復習をすることによって、ペーパーの力は確実に伸びていきました。
年長で始まる絵画の授業では、はじめは絵が苦手で嫌がっていた息子も、小動物のはく製や本物のアジ、いか、生きているザリガニなどの実物をみて描く授業にどんどんのめり込み、絵が好きになって、年長の後半には勉強の合間の気分転換に絵を描くようになっていました。この絵画の力は桐朋特訓での工作、集団行動の中の工作でかなり生かされていたと思います。
運動に関しては、息子は体を動かすことが大好きだったので元から少しは運動能力があった方だと思います。しかし受験の運動はそれだけで乗り越えられるものでは全くありませんでした。確実に指示をきいて、それを元に正確に体を動かせることができるかどうかということも必要でした。年長の夏期講習ではその練習を繰り返し行い、指示を記憶する力も徐々についていきました。
実践の授業では紐結び、箸使いなど本来であれば親が生活習慣の躾として教えていかなければならないことを、子供が分かりやすいように、また親も子供に教えやすいように指導していただきました。パズル、紐通しなどではポイントを的確にアドバイスしていただくことにより、確実な観察力を身につけていきました。最初は全然できなくても毎日こつこつと繰り返し練習することにより、最後の方ではパズルなどは親も敵わなくなっていきました。
そして受験が近づき、それなりに実力はついてきた実感はありましたが、時々お友だちとぶつかり、どうしても譲れないなど、直前になっても我儘なところが出て、ひとみ先生にも集団行動が心配と最後まで言われていました。
そして迎えた神奈川の試験では初めにうけた学校は不合格でした。翌日に補欠の通知はきましたが、合格できると思っていた学校だったので、その事実に親子で愕然としました。息子はそれなりに仕上がっていると思っていましたが、実際には試験当日の集団行動でふざけて注意を受けてきており、本人に受験の自覚がないということがそこではっきりしました。
ひとみ先生からも親子ともに厳しいお言葉をいただきました。
そこから東京の試験が始まるまでの10日間で、試験当日は自分が本気で頑張らなければ合格はできない、親は何も助けてあげられない、ということを繰り返し懇々と息子に伝えました。
そして迎えた11月1日の試験当日。今までに見たことのないような緊張した顔をした息子がいました。受験生が保護者から離れて試験会場に向かう時、他のお子さんは保護者の方を何度も振りかえって手を降ったりしていましたが、息子は最初に手を降ったあとは、私たちを振り返ることなく毅然と前を向いて歩いていきました。その姿を見て小学校受験を選択して本当に良かったと心から思いました。受験をしていなければ、あれほど凛々しい息子を見られることはなかったと思います。
ひとみ幼児教室で先生を信じて、言われたやるべきことを焦らずに確実にこなし、最後に子どもが受験の自覚を持てば必ず結果は出ると思います。
受験は子供だけでなく親も親として成長できるものだと思いました。途中、不安になったり迷ったりたくさんしますが、そんな時はひとみ先生に頼り、仲間と励まし合っていけば必ず最後にみんなで一緒に笑えます。ぜひみなさんにもこのお教室で親子で頑張ってほしいと思います。